今年は日本中で例年以上に野球が盛り上がった1年でした。WBCでの日本代表の感動的な活躍から始まり、38年ぶりのアレのアレ。そしてアジアプロ野球チャンピオンシップで優勝などなど。気づかれたかもしれませんが、私は先祖代々の阪神ファン。今年は最高の1年になりました。
そして今年は特に、いつかアメリカで大谷選手や日本人メジャーリーガーたちのプレーを現地で観戦してみたい!と思われたのでは?ということで、今回はアメリカで約4回ほど野球観戦をしたことがある私の経験に基づいた、アメリカと日本での野球観戦の違いについて紹介します。
Ball Parkへ入るのがとても厳しい?
まず英語で野球場・スタジアムのことを ball park と言います。
初めてball parkへ来ると、入場するための警備が日本とは比べものにならないくらいの厳しさに驚くはずです。その厳しさは飛行機並みで、手荷物検査はもちろん、空港の保安検査場のように金属探知機を通過する必要があります。
球場前に物々しく並んだ金属探知機を見ると、何をしに来たんだっけ?と不安になるくらい。日本では目視の手荷物検査のみなので、厳しさは雲泥の差。アメリカで野球観戦をされる際は、ハサミなど持ち込まないように気をつけてください。
選手の応援歌・掛け声がない?
次は選手への応援の違いです。日本のプロ野球では各選手がバッターボックスに入るときにファンが応援歌や決まった掛け声で鼓舞するのがお決まりです。ずっとジャンプをしながら応援する球団もあるくらい。
アメリカではスケッチブックで好きな選手の名前や背番号、ユニークなメッセージを書いて掲げているファンを見ることはあっても、応援歌や決まった掛け声は聞いたことがありません。応援したい選手の名前を個別で “I (もしくは We) love you, 〇〇!”と叫ぶ人もいます。
アメリカではファンは座って野球を観戦し、素晴らしいプレーに対して拍手を送るくらい。もちろんホームランの時は盛り上がりますが、阪神ファンの私からすると拍子抜けしてしまいます。
逆をつけば、あまりチームや選手のことをよく知らなくても、アウェー感を気にせずに充分に楽しめます。アメリカ旅行の思い出作りのひとつに、野球観戦をしてみてはいかが?
7回の応援もあっさりしている?
日本のプロ野球観戦で楽しみなのが、7回の応援です。応援している球団の歌を歌いながらバルーンを飛ばすのが恒例のチームもあれば、選手の名前が入ったタオルを振るチーム。小さな傘を上下に動かすチーム(これは1球団のみですが…)など様々。相手チームの応援スタイルを見るのも野球観戦ならでは。さて、アメリカではどうでしょうか?
やはりあっさりしています。7回になるとファンは敵・味方に関わらずみんなで “Take me out to the ball game” を歌います。これがなかなかの迫力です。メジャーリーグといえばこの曲なので、一度は耳にしたことがあるのでは?
アメリカで野球を観戦するなら事前にこの歌を練習しておくと、より旅行が楽しみになるでしょう。特に、”1, 2, 3″ という歌詞があるので、それだけでも球場で現地のファンと一緒に歌ってみるのがオススメです。
球団の本拠地によっては他にもお決まりの音楽や歌があります。ちなみにニューヨーク・ヤンキースの球場では本拠地での試合後にニューヨーク・ニューヨーク[Theme from New York, New York]が流れるそうです。やっぱりオシャレだなぁ。サンフランシスコ・ジャイアンツでは特に決まった曲は無かったと記憶しています。なんでや?
最後に
野球だけを切り取っても、日本とアメリカではカルチャーショックな(?)違いがありました。駐車場でファンがバーベキューをするのが恒例の球団。あまりかわいいとは思えないホットドックのキャラクターの着ぐるみが徒競走をするのが恒例のチームもあります。
この記事を読んで、いつかアメリカで野球の試合も見てみたくなったら、野球の話を一緒にして盛り上がりたいですね。
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