第2言語を学ぶということは、思わぬ失敗を何度も繰り返すこと。文法を間違えてしまい、話している内容を理解されない。発音がうまくいかずに、相手に何度も聞き返された。
そのようなことは語学を学んでいれば誰でも経験します。たとえ英会話の先生だとしても。そして、私が思うに英会話の先生はもっとひどい失敗や勘違いも重ねてきているでしょう。
その中でも特にややこしいのが、外来語の発音です。外国語の名前だからといっても、日本語の中で使われていると発音が日本風ということが多いのです。今回はもう少し詳しく…。
マルゲリータにのっている、あの葉っぱってなに?
実はわたし、ものすごく料理が大好き。アメリカの大学進学後に寮のミールプラン(学食)のまずさで精神的におかしくなりそうになった経験から、食べたいものやアメリカで食べに行くには高額なもの(主に日本食)を自分で料理することにしました。
で、タイ料理にチャレンジしてみようとしたある日、スーパーで初めてパックに入ったバジルを購入したのです。大学生の私にとって香味野菜を買うってちょっとした贅沢?(なくてもどうってことない気がしていたので)だったので、買ってからすぐに友達に興奮気味に電話しました。
Me: Hey, I bought a box of basil at a supermarket! (ねえ、スーパーでバジルを買ったの!)
と、ここまで読んでくださっているあなた、ぜひ声に出してこのセリフを読んでみてください!
バジルはバジルじゃない?
日本ではあの葉っぱはバジルですよね。なのでそのまま「バジル」と発音すると、相手はちんぷんかんぷん。
ああそうか。日本語読みだと、いかんせんフラットに聞こえるんだよな。もっと抑揚をつけて言ってみよう。バジ〜ル!(ブラジルを英語でBrazil ブラズィ〜ル!と発音するイメージで)
でもまだまだ相手は理解してくれない。
電話なのに、マラカス持ったふりしてお尻を横にフリフリしながらもう一度、「バジ〜ル!」。
Friend: How does it spell? (どんなスペルなの?)
らちが開かないので、友達はバジルのつづりをチャットに送るようにお願いしてきました。
友達:ああ、「ベイゾー」ね。
うそやん!全然バジルやないやん!
なんと、日本では「バジル」と呼ばれていたあの葉っぱは英語読みだと「ベイゾー」だそうです。うわ〜、ややこしい!
さいごに
日本で使われている外来語と英語の発音って、大きく異なることがよくあります。外来語以外にも、単に英単語の発音がわからないこともありますよね。そんな時は臆することなく相手にどのように発音をするのか質問してみましょう。
How do you pronounce [BASIL] ?
pronounce: 発音する(プロナウンス)という動詞を使ってみてください。
この時、質問したい単語はアルファベット読み(ビー エー エス アイ エル)で大丈夫。きっと快く正しい発音を教えてくれるし、円滑にコミュニケーションを進められるはずです。
まあ、マラカス持ったフリ(なんでマラカスだったのかはさておき)をして踊っちゃってもいいのですけど。
それでは!
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おなじく 全然バジルやないやん! ってツッコミ入れちゃいました笑
こんなに違うんですね…びっくりでした…!