第2言語を学ぶということは、思わぬ失敗を何度も繰り返すこと。文法を間違えてしまい、話している内容を理解されない。発音がうまくいかずに、相手に何度も聞き返された。
そのようなことは語学を学んでいれば誰でも経験します。たとえ英会話の先生だとしても。
そして、私が思うに英会話の先生は今まで、もっとひどい失敗や勘違いも重ねてきているでしょう。
ということで、時々「英語講師だって、これまで英語の失敗しまくってました」経験談をこちらで紹介していきます。
I have “弁当”って何なん?
私がアメリカに正規留学したのは高校を卒業してすぐのこと。高校までは日本の公立高校で受験英語を学んでいたので、英語で読み書きはそれなりにできたつもりです。
しかし、現地に行くと聞き取れないし、緊張で話せない!
留学3日目(まだ大学の授業は始まっていませんでした)にルームメイト(になるはずだった。その辺はややこしいので省略。)に会います。私にとって彼女が初めての、たくさん会話をしなければならないアメリカ人でした。親切にも、私が留学生で英語が上手でないと知ると、私でもわかりやすい話や自己紹介をしてくれました。
で、その時に彼女が言ったのが、I have “弁当” 〜.
おお、私が日本人だと知って、弁当の話を振ってくれたんだな。いい子じゃないか。それにしても、アメリカでも日本の弁当文化が浸透しているんだ。うれしい。
それで私が食べ物の話を振ったのかどうかは忘れましたが、なんか話が噛み合っていない気がするのです…。
been はベン
よくよく聞いてみると、彼女は I have “弁当” ではなく、I have been to 〜.と言っていたのでした。Been to が ベントゥ(=弁当)と私には聞こえていたのです。
Beenをビーンではなく、ベン と発音するのは彼女だけでなく、北米(カナダ・アメリカ)特有の発音だそうです。なかなかの広範囲ですよね。
ということは、日本の学校で学んだ発音は現地のリアルな発音とは異なるときがあるということでもあります。ちなみに、日本でよくあるリスニングテストの音声はとてつもなく綺麗な英語の発音で読んでくださっています。感謝。
ま、現地の発音で話せるようになると、グンと英語力が上がるのでご心配なく。
最後に
今回はアメリカ渡米後すぐに経験した英語の勘違いを紹介しました。たくさん失敗・勘違いのストックがあるので、また紹介しますね。
そうそう、How have you been? (お久しぶりですね。元気にしていましたか?)はアメリカではハウ ハヴ ユー ベン?と発音されるので、一緒に覚えておきましょう。
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アメリカ語…!
まじで何なん?となり、興味深いです。(知っていると便利ですね!)