ボストンから無事に帰国しました。ボストンでは物価が高く、それほど頻繁には外食できませんでした。ですが、久しぶりにアメリカで食事をしたときに改めて日本と異なる謎ルールに気がき、まとめてみました。アメリカへ旅行したい方はぜひ知っておくと便利ですよ。
その1:ウェイターの顔を覚えるべし
謎ルールその1は、自分のテーブル担当になるウェイター(またはウェイトレス)の顔を覚えておきましょう。ただし店員が2名くらいしかいない、小さな規模のお店で食事をするならそこまで気にする必要はありません。
お値段やサービスのレベルが高いレストランに行くと、ウェイターが自ら名乗って自己紹介をします。日本ではあまり見かけないのでは?稀だとは思いますが、私はアメリカで実際に「よろしくね」とウェイターに手を握られたこともありました。
どうしてウェイターの顔を覚えておくといいのでしょうか?それは、ウェイターはサービスをするテーブルが決まっていて、自分が担当していない客にはサービスしないからです。お水が欲しいなと思って、近くにいるウェイターに合図を送っても無視されることがほとんど…。「私はあなたの担当じゃない」と言われるたときはショックでした。
アメリカのレストランではチップを支払いますよね。このチップが担当してくれたウェイターのお給料になります。つまり、チップをくれないお客(=担当じゃないお客)には基本サービスをしないのです。うわ、資本主義!
ちなみに、担当しているウェイターの休憩時間には他の店員が担当してくれます。その際には、また自己紹介「〇〇の代わりに、私が入ります」が始まり、そしてまた私たちは代わりのウェイターの顔を覚えなくてはなりません。
その2:出された料理を褒めちぎるべし
注文した料理を食べているときや、食べ終わった頃にウェイターが客に以下のような英語のフレーズで料理の感想を質問しに来ます。
- How’s everything?
- Everything ok?
- How do you like the meal?
- Did you enjoy the meal?
上記の英語は全て、料理はどうですか?気に入りましたか?という意味になります。
こういった質問に対して、あなたは英語でなんと返答しますか?
もし料理にそれほど満足でないとき(クレームがあるわけじゃないが)は、Good. やNice. をそっけなく言うだけでOK。ウェイターもあなたの表情やお皿に残った料理などから理解してくれるはずです。
料理に満足したときは思いっきり褒めてあげましょう。
- It was wonderful!
- I love it!
これは私が今回のボストン旅行の間に訪れたレストランでの1コマ。クラムチャウダーがあまりにも美味しくてウェイターにこう言いました。
I used to live in San Francisco. This clam chowder is much better than one in San Francisco.
「私は以前サンフランシスコに住んでいたんだけど。ここのクラムチャウダーはサンフランシスコで食べたものよりも断然美味しいですね。」
*ボストンやサンフランシスコではクラムチャウダーが有名
そうするとウェイターは大いに喜んで、
I’m actually from LA. But I agree this clam chowder is better than in California! We cook clam chowder in a different way…
「実は僕、LA出身なんだよ。僕もここのクラムチャウダーがカリフォルニアのよりも美味しいと思っているよ。ここのクラムチャウダーは違う方法で調理していて…」
とたくさんお話してくれました。なお、ボストンの店員さんは塩対応な方が多かったのでLA出身のフレンドリーなウェイターさんとお話しできて楽しかったです。
最後に
レストランで注文するときの英語を学ぶだけでは、アメリカへ行った際にはまだ不十分です。ぜひこのルール2つを覚えておくと、よりスムーズに接客や食事を楽しむことができますよ。ウェイターと話に花を咲かすこともできたりして!
私のレッスンでは英語で注文する練習を行っているので、興味がある方はぜひ試してみてくださいね
\ ワールドトークでYuri先生のレッスンを受けられます! /